田中侃平校長 (2002年4月〜2005年3月)



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学校生活の一部をご紹介しましょう。

本校は、ボストン郊外の閑静なメドフォードにあります。土曜日の朝8時半頃から、650名を越える園児、小学生、中学生そして高校生が集います。みんな一週間ぶりの再会に笑顔がはじけています。なかには英語混じりの日本語が飛び交ってます・・・・・、月曜日から金曜日までは現地校での学習、もちろん英語で勉強です。授業は8時55分開始。学習の集中は静けさをもたらし、廊下にその緊張感が伝わってきます。待ち遠しいのは休憩の10分・20分、友達と遊べる最も楽しみの時間、あっと言う間に過ぎる・・・・もっと長ければよいのにと。12時、3時間で授業終了。名残を惜しみ、「来週、またな! 元気でな!」と友達と約束し、国語と算数・数学などの宿題を抱え保護者のかたと家路につきます。午後は、それぞれの家庭・地域で、学校では体験できない活動に参加していきます。近隣の州からの通学者は自宅を6時半頃出発します。一年間、一日も休まずに通学する子どもは100名を越えます。一年の節々には運動会、百人一首大会、書き初め展など、多様な体験活動を継続的に取り組んでいます。その他、落語や文楽などの公演もあります。

ところで、本校は創立以来27年目を迎えています。教育目標「日本文化を愛し、進取の気性と人類愛の精神を持ち、世界平和に貢献しょうとする、国際性豊かな子どもを育成する」を設定し教育活動を展開しています。

本校の特色の一つは、幼稚部から高校生まで、体系化した教育活動を展開していること。長期の通学者も多く、教職員との心を通い合わせた活動は、日本語力の高まりと日本文化への理解と深化をもたらし、生涯の友との出逢いを可能にしています。なかでも9クラスを擁する幼稚部と5クラスの日本語部は国際化の進展にともない関心を高めています。

二つ目は、ボランティア活動による学校づくりへの支援です。創立以来「世界一の補習授業校、ボストン日本語学校をつくろう」を目指す、運営委員会の教育環境整備づくりやPTAのボランティア活動による支援です。PTAはファンド企画、安全ウエルケアなど今日的な学校づくりにマッチした活動を展開しています。

三つ目は一万五千冊の蔵書を持つ日本語図書館。文化、歴史などを学び、豊かな情操を育む環境が整備されています。図書館長、図書委員の皆さんの手で運営されています。文化センター的な役割を担い、子どもの夢とロマンを育む場になっています。

ボストンはニューイングランド地方の中心であり、アメリカの歴史を刻んできた、学術文化と最先端技術を擁する街であり、世界の若者の憧れの街です。ボストンの自然は、春に色とりどりの花を、夏に鮮烈な緑を、紅葉織りなす秋を、白銀の冬などを豊かに演出します。

ボストンは皆さんのご訪問をお待ちしております。その節には是非本校にお立ち寄り下さい。

 
ボストン日本語学校長  田 中 侃 平



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