学校長挨拶



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 THE JAPANESE LANGUAGE SCHOOL OF GREATER BOSTON 本校は、ボストン及びその近郊に滞在する日本人、ならびに日本に関心をお持ちの一般の子女に、日本語を教え、日本の文化に慣れ親しませる目的で、1975年6月に設置された学校です。 本校は、ボストン郊外の閑寂なMEDFORDにあります。  毎週土曜日の朝8時20分頃から、保護者の方々に送られ約650人を超える園児・小学生・中学生そして高校生が登校してきます。みんな一週間ぶりの再会に笑顔がはじけています。なかには、英語混じりの日本語があちこちに飛び交っています。  本校は、1975年6月に「日本語学校」として設立され、今年30周年を迎えます。
 本校の特色は、三つあります。

1.幼稚部から高等部まで、体系化した教育活動を展開していることです。長期の通学者も多く、教職員の心を通わせた活動は、日本語力の高まりと日本文化への理解と深化をもたらし、生涯の友との出逢いを可能にしています。特に、幼稚部9クラスと日本語部5クラスは国際化の進展にともない関心を益々高めています。

2.保護者の方々のボランティア活動による学校づくりへの絶大な支援です。創立以来「世界一の補習授業校、ボストン日本語学校をつくろう!」を合い言葉に、運営委員会の教育環境整備づくりやPTAのボランティア活動による支援です。PTAはファンド企画、安全ウエルケア等の今日的な学校づくりにマッチした活動を展開されています。

3.一万五千冊を超える蔵書を持つ日本語図書館です。文化・歴史等を学び、豊かな情操を育む環境が整備されました。図書館長、図書委員の皆様方の手でしっかりと運営されています。その図書館は、文化センター的な役割を担い、子どもたちの夢とロマンスを育む場にもなっています。

在外教育施設→補習授業校について

 文部科学省の調査によると、海外に在留する日本人は約62万人で、対前年度5%増加している。(平成15年10月1日現在) いわゆる義務教育段階の児童生徒は約5万4千人で3%増加している。(内、小学生:41,369人、中学生:12,779人)  また、何年かの在留の後、再び日本に帰る帰国子女の数も、年間約12、500人に達している。
 このうち、海外子女の教育については、現在(平成16年4月)、日本政府の関わる在外教育施設として、日本人学校…82校(アジア…31校、北米…3校、中南米…14校、欧州…21校、大洋州…3校、中近東…7校、アフリカ…7校)、補習授業校…186校(アジア…16校、北米82校、中南米…9校、欧州…55校、大洋州…11校、中近東…6校、アフリカ…7校)、私立外校…13校の281校が世界各地に設置され、それぞれの子どもたちの教育を担っている。  就学形態としては、近年は英語圏の現地校または国際学校のみに就学する児童生徒が増加傾向にあると言える。(現地校等…20,807人、日本人学校…16,840人、補習授業校…16,501人) その他に、幼稚部を設置している在外教育施設も日本人学校で10校、補習授業校で93校となっている。また、高等部を設置している補習授業校は61校となっている。それに付け加え、日本語部や国際部を設置している補習授業校も増加傾向である。
 全日制日本人学校が国内のカリキュラムをほぼそのまま実施しなければならないのに比べて、補習授業校はその目的・性格・形態等がかなり異なっている。
 補習授業校の設置目的は、在留する国の学校に通学する子どもたちに、日本語による教育の機会を提供し、帰国後に、国内の学校に編入学する際の基礎学力を付けさせるところにある。しかし、ほとんどの場合、月曜日から金曜日まで現地校に通学し、児童生徒の余暇を利用して授業を行う定時制のため、時間的な制約が制約もあり、教科や時間数も限られている。
 また、大多数が自前の校舎を持たず、現地校の空いている週末や夜間を借用して開かれているところから、児童生徒の活動にも自ずと様々な制限が伴っています。
 各補習授業校では、日本人会・運営委員会・保護者の絶大な協力と奉仕精神によって、各校が運営を行っています。

★子どもたちの様子★

 子どもたちは、月曜日〜金曜日までは、現地の学齢学級に通学しています。 そして、土曜日に補習授業校に登校(保護者の送迎)してきます。つまり、2つの学校に否応なく通っているのです。 渡米時は、英語が全く分からないままに、現地校に入れられ教室でうつむき時間が過ぎ去るのをじっと我慢する日々が続きます。本人の性格に負うところが大きいのですが、ストレスがたまり情緒不安定にになり、頭痛・腹痛や円形脱毛等を訴え、親を心配させる子も多くいます。いじめや不登校傾向等の不調を起こす子も多くいます。 また、現地校から毎日出される多くの宿題に親子で悩むこともあります。さらに、補習授業校での学習と宿題が余分に課されることにもなります。 補習授業校では、日本と同一の教科書を40日足らずの授業で終えなくてはなりませんので、一日当たりの学習の分量とスピードも日本と比べものにならないほどです。 両方の学校での学習や活動(運動会・学習発表会等)で、子どもたちの生活は親の想像以上に精神的・体力的・時間的に大変なものであると言えます。 しかし、子どもたちはこのような厳しい状況を克服し、日本にいたら身に付けることのできない「国際感覚」「英語力」「積極性」「主体性」「ホランティア精神」「社交性」等を身に付けていきます。 子どもたちは、海外で様々な困難に立ち向かい、多くの民族や人種の中で、世界を舞台に学び続ける海外子女こそが、将来の日本を支えてくれる素晴らしき人材に成長し続けてくれるものと考えています。

ボストンについて

 ボストンは、ニューイングランド地方の中心であり、アメリカの歴史、政治、経済、文化のを刻んできました。  学術文化の最先端技術を擁する街であり、世界の若者の憧れる大学の街です。  ボストンの自然は、春に色とりどりの花を咲かせ、夏に鮮烈な緑を、紅葉織りなす秋を、白銀の冬などを豊かに演出してくれます。

 ボストンは、皆様方のご訪問を心よりお待ちしています。 その節には、是非本校にお立ち寄り下さい。

 
ボストン日本語学校長  長 谷 川 賢 嗣



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